2008年05月08日

5/8−2 「『耳』で『見』る風景

少し前に台本チェックの記事を書いたのですが、今日はその初回収録でした。

さすがに収録スタジオで写真はマズイ(※)ので撮りはしませんでしたが、やはりみんなで一緒になって一つの物を作っていくのは何とも言えない楽しさがあります。

音声収録となると当然ながら普段のスタッフではなく、役者さんたちとのやり取りになってきますが、一口に「役者」と言っても、僕の場合は作っている物が物だけに、俳優や女優ではなく、「声優」の方と仕事をすることが殆どです。
動きや表情も使って全身で演じる俳(女)優と違って、声のみですべてを表現する声優さんはゲームというメディアと相性が良く、そのシーンのイメージを大きく膨らませてくれます。

けど、それも……

 ・オーディション
 ・役作りの打ち合わせ
 ・キャストに合わせて台本のリライト
 ・台本の読み合わせ


……といった下準備と、当日の演技ディレクションが上手くかみ合った場合の話。ここがコケると今までの作業が水の泡です。

今回は下準備にそんなに時間を割り当てられなかったのですが、その中で役者さんたちはきっちりと役を作ってきてくれましたし、さすがはプロです。こちらもロスの少ない演技ディレクションで時間が足りなかった分をカバーするしかありません。

事前にサンプルや過去の出演作品で聞いていた個々の役者さんのクセを捉えつつ、一番いい部分が活きるように、NGを出さずに済むように、一音ずつ聞き漏らしのないように神経を集中させて聞き取っていくのは本当に疲れます。肉体的にはもちろん、精神的な疲労も2〜3日の徹夜よりよっぽど堪えます。
ですが、やはりこちらのディレクションとの波長がかみ合うと背筋にビビィッ!とくるものがあります。目を閉じて聞いていても、明らかにそのシーンの様子が見えてきます。こうなると、疲労なんて感じません。

今回は収録量が多いので、何回にも分けて録ることになります。最後まで質も量も維持するのは大変ですが、それは僕だけじゃなく、すべてのスタッフにも言えること。全部終わったときに美味しいお酒で打ち上げできるように頑張らないと(^^


(※)守秘義務の都合上、たとえ役者の姿を写さなかったとしても、原則として禁止なんです。もちろん役者さんには肖像権もありますし、色々と面倒なんです、権利関係って(^^;

ニックネーム ゲーム屋さん at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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